チャートを見ているとよく見る「移動平均線」という言葉。これはいったい何なのでしょうか?
目次
移動平均線は値動きをわかりやすくしたもの
移動平均線は、一定期間の終値の平均値を計算し、それを折れ線グラフで表したものです。
その日を含め、過去の一定期間の平均を毎日計算するため徐々に平均値が変化していくので移動平均と呼ばれています。
数日の激しい動きも平均されるため、単日の動きに惑わされず全体としての動きがわかりやすくなります。
よく使われる移動平均線
長さにもよりますが、日足なら5日線・25日線、75日線などが一般的です。
これは土日を休みとした場合、5日で1週間、25日で1か月、75日で3か月となります。
同様に週足なら13週線(3か月)・26週線(半年)が一般的です。
移動平均線はどのように使われる?
前述したように値動きを平滑化しわかりやすくしたものが移動平均線ですが、短期と長期の関係性を見ていきます。
長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に交差するとゴールデンクロスとい、上昇のサインとなります。
また逆に上から下に交差するとデッドクロスといい、下降のサインとなります。
また、交差すると思いきや交差せずに反発して上昇₍下降)することもあり、その場合はまたそちらの方向への値動きの指標となります。
これらの指標はあくまで分析の一つなのですが、何も分析せずにエントリーするよりはずっと勝率は上がります。
是非自分が普段見ているチャートの移動平均線を確認してみましょう。