前回の記事で移動平均線について説明しましたが、今回は実際の価格と値動きの関係についてです。移動平均線は基本的なテクニカルチャートの1つとなっているので、知識として覚えておくといいかもしれません。
目次
MA5,MA25,MA75の意味
MA5とは、過去の終値5本の平均をつなぎ合わせた移動平均線となり、同様にMA25は25本、MA75は75本の平均となります。
日足の場合、MA5は土日を除く一週間分の取引が5日間であることから、週間の値動きを現すものとなります。同様に、MA25は月間、MA75は3か月間となります。
下の図を見てください。
日経225のチャートに線を引いたものとなり、赤=MA5、緑=MA25、紫=MA75 となります。
これを見ると、2020年の6月頃からMA5の線₍赤)がMA25の線₍緑)を下から上へ突き抜けていることが分かります。これをゴールデンクロスといい、買いの合図とされています。
逆に上から下に突き抜けていくことをデッドクロスといい、売りの合図となります。
移動平均線はテクニカル指標の基本の1つといえます。もちろん絶対とは言えませんが、覚えておくことでエントリーやイグジットの根拠となるのでしっかりと覚えておきましょう。