株の買い時について考えてみます。
株は結論、安く買って高く売れば儲かります。
ではその「安い」と「高い」はどう判断するのでしょうか?
考えていきたいと思います。
短期は需給で動き、長期はファンダで動く
短期トレード
よくテレビや雑誌などでみる、PCの画面が何個もあって細かい数字やグラフなどを見比べながらトレードをしていく。いわゆる「デイトレ」とか「スキャルピング」とか言われるもの。
これらは需給で動くので、移動平均線を見たりラインを引いたり、テクニカル指標を使ったりと様々な技術が必要です。
海千山千の猛者たちと戦っていかなければならず、昼の仕事をしている兼業投資家で戦うのは難しいです。
長期トレード
1つの株を買って、数か月、数年と持ち続けて最後に売るというやり方です。
この投資になると技術よりもファンダで動くことが多く、企業の業績や、業界の可能性、世界の情勢などで左右されます。
初心者は中期~長期トレードがおすすめ
これはいわずもがなですが、というか短期トレードをすると確実に負けます。たまにラッキーパンチはあるかもしれませんが、継続的に勝ち続けるのは不可能です。専業トレーダーは常にPCに張り付いてチャートや板の細かい動きを見ています。そんな人たちに空いた時間だけのにわかトレーダーが勝てるわけがない。
というわけで、必然的に中期~長期のトレードになってくると思います。まずは自分の知っている企業、ニュースで良い噂を聞いたことのある企業などを調べてみましょう。前出した「PER」がどうか、過去の決算状況は?チャートはどうか?など。
長期投資はリスクが高い
よくトレーダーの方の話だと、長期投資はリスクが高いと言われます。それはなぜか?
未来の出来事なんて誰もわからないからです。
買った株の会社が突然商品リコールをしたり、業界全体が落ち込んだり、などといったこともあります。
こういったときは株価が急落しますし、個別株の場合その会社が復活しなければ倒産もありえます。そうなると投資していたお金はすべてパーです。
株式投資にはこういったリスクもあります。そういったことを見極めるのは非常に困難です。
それこそ未来のことは誰にもわかりません。
リスクをチャンスに変える
私がおすすめなのは、積み立て投資を軸としながら、
日本全体、世界全体での経済的不況の時に株・投資信託を買うという方法です。それまでは現金で保有しています。
たとえば「リーマンショック」や「コロナショック」など数年単位で抗えない経済的な暴落があります。
これらはいつ起こるかわからないし、起こらないかもしれません。ただ過去年単位で見ていくと、かならずそういった局面が発生します。そういった時にスポット買いをしていくというやり方です。
これらは誰にも抗えない日本単位・世界単位の不況ですから、ポジションを持っていた人たちは次々に決算・損切りをしていき、株価は暴落します。そういった時に拾い買いができると、経済が正常に戻った時には株価も正常に戻っており、利益を稼ぐことができます。
ただし、そのまま会社が潰れてしまっては元も子もないので、精査は必要です。それまでにしっかりと買うべき会社、セクターの目星はつけておきましょう。
まとめ
というわけで結論は、
・株を買うときは企業の情報をしっかりみて買いましょう。
・暴落時は慌てないで、余剰資金で安心した企業の株を買いましょう
ということでした。とにもかくにもやってみないことには始まらないので、少額からチャレンジしていきましょう。
それでは!